2022.6.24 スタッフブログ

診療内容別のクリニックリフォームにおける注意点

近年、クリニックは、「治療を受けられる場所」という役割とは別に、「患者様に快適さを提供できる場所」という役割を持つようになり、内装や機能においてもこだわったリフォームを行うことが求められるようになりました。それでは「患者様が通いやすいクリニック」にするためにはどのようなことに注意してリフォーム計画を進めていけばよいのでしょうか。

今回は、患者様に支持されるクリニックのリフォームについて具体的にご説明していきます。診療内容ごとにも違いがありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

【クリニック共通】リフォームでの注意点は?

クリニックリフォームでは、診療内容を問わず、どのクリニックにも共通して気を付けるべきポイントが3つあります。

それぞれをみていきましょう。

 

清潔感

  • 床材・壁材は汚れが付きにくく、掃除しやすいものを選ぶ
  • 靴のままで移動できるように計画する(不特定多数が利用するスリッパを履かなくてすむように計画にする)
  • 室内の空気を清潔に保てるように十分な換気設備を設ける

導線

  • 患者とスタッフの導線を分ける
  • 患者用トイレとスタッフ用トイレを分ける。
  • 出入り口やアプローチにはスロープを設置して段差をなくす。
  • エントランスは自動ドアとし、診察室やトイレなど、ドアは基本的に引き戸とする。

 

安心感

  • ゆったりとした待合室にして病院に対するストレスを軽減する
  • 待合室の椅子は座り心地のよいものにする
  • 窓からの自然な採光を取り入れて、室内を明るく保つ
  • トイレや廊下には手すりを設け、バリアフリーにする

 

クリニック【診療内容別】におけるリフォームの注意点は?

クリニックリフォームを考える上でさらに大切になってくることは、そのクリニックの「診療内容」です。クリニックがどんな診療を専門としているかで、来院する患者様の症状、年齢層、付き添いの有無、機械の種類、診療の流れは異なります。だからこそ、診療内容とその患者様に合わせたリフォームプランにすることが必要です。

リフォームで注意すべき点について、診療内容別にみていきましょう。

 

内科

内科は、幅広い年齢層で患者数が多いため、スペースにゆとりをもって計画します。また、インフルエンザなど感染症の疑いで来院される患者様が多いので、感染症対策には十分注意しなくてはいけません。

  • ウイルス接触感染対策として、床材やクロス、手すりは抗菌仕様のものを選ぶ。
  • 薬がこぼれても大丈夫なように、床材には耐薬品性のビニルシートなどを選ぶ。
  • 咳をすることを考え、患者様同士が向かい合って座ることがないように計画する。
  • 感染症の疑いのある患者様用に隔離待合室を設ける。

 

整形外科

ご高齢や車いすの患者様が多く、バリアフリーには特に気を付けなければいけません。

  • 薬がこぼれても大丈夫なように、床材には耐薬品性のビニルシートなどを選ぶ。
  • 車椅子や大きい機械で床がこすれやすいため、耐傷性に優れた床材を選ぶ。
  • 車いすでも方向転換しやすいように、コーナー部分に広いスペースを設ける。
  • 便器の両側には固定手すりや跳ね上げ式手すりを設ける。
  • 手洗いカウンターは、車いすの方が水栓金具に手が届きやすいように、下に収納がないものを選ぶ。

 

小児科

小さなお子様にとって病院は怖い場所。恐怖心を与えないような安心感のある計画をすることが大切です。また感染症対策のためのしっかりとした計画も必要です。

  • 付き添って親子で来院されることが多いため、待合室の面積は広くする。
  • お子様が飽きないように、DVDスペースや絵本スペースを設ける。
  • 気分が暗くならないように内装の色を明るくする。
  • お子様がリラックスできるように、木質感を増やす。
  • おたふくかぜやインフルエンザなど、感染症の方用の隔離待合室を設ける。
  • 乳児用のベッドを置くスペースを確保する。

 

耳鼻咽喉科

一人当たりの診察の時間は短いですが、継続して定期的に通われている患者様が多いのが特徴です。その上、花粉症の時期には患者数が爆発的に増えるため、多くの患者様を対応できるように待ち時間をできるだけ短くする工夫が必要です。また、患者様の中にはお子様も多いため、お子様に合わせたプランも大切になります。

  • 待合室の患者数を減らすために予約システムを導入する。
  • 患者様の処置を同時並行で行えるよう、ネブライザーを複数台設置する。
  • 待合室にすぐに入室できるよう、診療室手前に中待合室をつくる。
  • おたふくかぜやインフルエンザなど、感染症の方用の隔離待合室を設ける。
  • お子様ゾーンと大人ゾーンを分け、お子様がリラックスできるように、お子様ゾーンにはDVDスペースや絵本スペースを設ける。
  • お子様に恐怖感を覚えないように、内装は明るくする。
  • 付き添って親子で来院されることが多いため、待合室の面積は広くする。

 

産婦人科

計画には、プライバシーに配慮することが重要となってきます。

  • 診察室や内診室は個室にする。
  • 不妊治療中の患者様の精神的な負担を減らすために、不妊治療部門と産科のスペースをはっきりと分離する。
  • 出産対応可能なクリニックの場合は、新生児の顔を見に来られる方が患者様の待合室を通らなくていいように、その導線を完全に分離する。
  • 出産対応可能なクリニックの病室は、「病室というよりもむしろ高級感のあるホテル」のようなリラックスできる雰囲気にする。

 

まとめ

今回はクリニックのリフォームについて

  • クリニック共通の注意点
  • 診療内容ごとの注意点

に分けてご説明しました。

適切なリフォームを行えば、作業効率も上がるため、リフォーム前よりも多くの患者様を受け入れることができるようになります。診療内容に合わせたリフォーム工事は患者様に喜ばれるだけではなく、クリニック側にとってもメリットが大きい工事と言えるでしょう。

 

弊社では、クリニックリフォームにおいても、ご相談から施工、アフターフォローまでワンストップですべて行っております。ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

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