壁紙(クロス)のランク
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昔と違い、現在の病院は内装にもこだわるようになりました。
しかし、病院は、体の不調を訴える患者様が来院される特別な場所。
部屋には、薬品や特殊な精密機器も置かれています。
だからこそ、病院をリフォームするときは「病院ならでは特殊性に対応する、優れた機能をもった内装材を選ぶこと」がとても重要です。
そしてその中でも特に「床材選び」がポイントとなります。
そこで今回は、病院のリフォームに適した床材について紹介します。
診察室など、各ゾーンごとに合う床材の特徴についてもまとめていますので、ぜひリフォームの参考にしてくださいね。
病院をリフォームするとき、特によく採用される床材は、主に3つあります。
ここでは、それぞれの床材の特徴について解説していきます。
塩ビシートとは、ポリ塩化ビニルを原料とした幅90センチのロール状のビニールシートのことで「長尺塩ビシート」とも呼ばれます。
水や薬を頻繁に使う場所に適した床材です。診察室・処置室・手術室・分娩室など、病院の様々な場所でつかわれています。
塩ビシートの特徴については、以下のとおりです。
さらに、近年では、医療機関向け用に様々な機能をもつ塩ビシートが開発されています。
優れた機能の塩ビシートがありますので、塩ビシートを選ぶときはぜひ機能も調べてみてください。
塩ビタイルとは、ポリ塩化ビニルを原料とした、30~45センチ角のタイル状の床材です。
塩ビタイルはデザイン性に優れているので、病院の受付や待合室などによく使われます。
塩ビタイルの特徴については、以下のとおりです。
塩ビタイルは、溶接する塩ビシートと異なり、一枚ずつ突き合わせながら貼っていくため、どうしても継ぎ目ができてしまいます。
そのため、水や薬品を使う診察室や手術室には不向きです。
なお、よく耳にするPタイルとは塩ビタイルの一種です。
タイルカーペットとは、40~50センチ角のポリプロピレンやナイロン素材のカーペットのことです。
高級感があり踏み心地も良いため、エントランスや待合室、産婦人科などの病室に使われています。
タイルカーペットの特徴については、以下のとおりです。
カーペットのデメリットは「色あせ」や「薬品耐性」といえますが、最近ではそれらを克服した商品が続々と開発されています。
例えば、色あせしにくい原着ナイロンは、塩素系漂白剤や薬品に対して耐性があり、色落ちしにくいのが特徴です。
病院内でも安心して採用いただるタイルカーペットはたくさんあるので、高級感が欲しいスペースにはぜひ検討してみてくださいね。
病院には、待合室や診察室などの役割が異なるたくさんのスペースがあります。
ここでは、各ゾーンごとの特徴と床材の選び方について解説します。
なお診療科目ごとの内装については「診療内容別のクリニックリフォームにおける注意点」で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
病院の待合室には、塩ビシートや塩ビタイルを採用することが一般的です。
小児科医院においては、塩ビシートのうちクッション性(クッションフロアー)のあるものがよく採用されています。
診療科目によっては、タイルカーペットやフローリングなどのところもありますが、多くの人が出入りする待合室では、掃除のしやすいビニール床がオススメです。
診察室は、医師が、キャスターがついている椅子に座った状態で患者を診察することが一般的です。
床はキャスターの傷が入りやすい状態ですので、耐動荷重性のある床材が求められます。
また、診察室・処置室ともに、メンテナンス性、薬品耐性に配慮したものを選ぶとよいでしょう。
多くの方が歩く廊下は、掃除がしやすく、滑りにくい床材が望ましいといえます。
また、ストレッチャーなどのキャスターや車いすによる傷が入りにくいものが良いでしょう。
病棟エリアに続く廊下においては、一般患者様よりも身体機能が低下した患者様が多く利用します。
転倒した際に大きな怪我にならないよう、衝撃吸収性のある床材選定することが大切です。
今回は、病院リフォームにおける床材選びの重要性と、院内の各ゾーンごとの床材の選び方についても解説しました。
病院リフォームでは、診療科目や院内のゾーンごとの特性にあわせた床材を選ぶことが大切です。
また、長く綺麗な状態を保てるように、耐候性やメンテナンスのしやすさについても慎重に検討するようにしましょう。
鈴木産業は創業から50年以上。
施工実績は3万件以上にも上り、特に医療・福祉施設のリフォームに関しては高い評価を多くいただいています。
補助金対象の工事も実績がありますので、費用についてもお気軽にご相談くださいね。
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