2022.9.23 バリアフリー

患者様から好まれる病院に!知っておくべき内装リフォーム5つのポイント

「リフォームして病院の内装を綺麗にしたいけれど、どういうところに気をつけたらいいんだろう」

「患者様から求められる内装って具体的にどういったものだろう」

 

昔、病院の内装といえば、ホワイトか淡いグリーンやブルーだったのですが、現代の病院の内装は多様化しています。

内装の幅がぐんと広がったため、何を選択すべきか悩んでいる方は多いようです。

 

そこで、今回は病院の内装リフォームを行うなら知っておくべき5つのポイントを解説します。

ぜひ参考にしてくださいね。

 

病院内装リフォームにおける5つのポイント

病院の内装は「患者様がうける印象」に大きく影響するため、とても重要です。

リフォームをするにあたり、患者様から安心感を得てもらうためには、ポイントが5つあります。

  1. 清潔感がある
  2. 衛生的である
  3. 適した照明にする
  4. ユニバーサルデザインにする
  5. 診療科目にあわせたデザインにする

それぞれを具体的にみていきましょう。

 

【内装ポイント1】清潔感がある

清潔感は病院では最も重要視すべき点といえます。

病院内が清潔な状態に保つことができていれば、患者様自身も自然と綺麗につかうような意識が芽生えるでしょう。

 

また、リフォームで清潔感を維持しやすいプランにすれば、掃除の効率もあがるため、お客様への好印象につながるだけではなく病院側の効率にもつながります。

それでは、清潔感を保つための具体的なリフォームについてみていきましょう。

 

掃除しやすく、汚れにくい内装にする

例えば、温もりあるデザインにしたいと無垢の木の壁を採用した場合、木独特の凹凸に埃がたまりやすくなります。

また、壁と表面の木材に隙間があると、虫などの隠れ家になってしまう場合も。

 

日々、掃除を念入りに行うことができればよいのですが、そこまですることはできないのが一般的です。

だからこそ、リフォームするなら「掃除しやすく、汚れにくい内装」にすることが大切です。

  • 埃がたまりやすい場所を減らす
  • 掃除しにくい隙間を減らす(インテリアなど)

 

トイレと待合室の間に空間を設ける

待合室の隣にトイレが配置してある病院やクリニックは多いですが、トイレのドアが直接目に入れば不快に思う方はたくさんいらっしゃいます。

リフォームするならトイレの配置を変えるか、変えられない場合は、トイレのドア前に前室をつくったり、パーテーションを配置したりするなどして、待合室とトイレの空間を区切ることがオススメです。

 

【内装ポイント2】衛生的である

清潔感は感覚的な印象ですが、衛生的とはより実務的な内容です。

病院は、ウイルスや菌で汚染されやすい空間となります。

拡散しないように院内感染対策には最善を尽くさなければなりません。

リフォームでは以下の対策を行いましょう。

  • 抗菌素材・耐薬品素材のクロスや床を採用する
  • 十分な換気設備を設ける
  • エアーカーテンを入り口に設置する
  • トイレや洗面を自動水栓に交換する

 

【内装ポイント3】適した照明にする

照明の明るさや色合いは、人の心に大きく影響します。

例えば暖色の温かい光なら安心感を与え、白い光なら明るく爽やかな印象になります。

診療科目や場所によって適した照明があるため、使い分けることが大切です。

 

暖色の温かい光が適している診療科目

  • 脳神経科(他の診療科目より不安になりやすいため)

 

明るく白い光が適している診療科目

  • 審美歯科(歯の白さを判別するため)
  • 皮膚科(シミや発疹を判別するため)
  • 小児科(注射や点滴の針を入れにくいため)

 

院内場所ごとの照明

  • 受付・待合室には暖色の照明を採用する(安心感)
  • 診察室や処置室は白い光を採用する(見やすい)

 

【内装ポイント4】ユニバーサルデザインにする

リフォームする際は、誰でも使いやすい動線設計にする必要があります。

院内をスムーズに移動できるようになれば、患者様や付き添いの方のストレスを大きく軽減でき、利用しやすい病院として印象が残ります

 

具体的には以下のようなリフォームがオススメです。

  • エントランスにスロープを設ける
  • トイレや廊下に手すりを設ける
  • 床・壁・天井に色彩のコントラストをつけ空間を認識しやすくする
  • 床の素材を変えて誘導する
  • 誘導灯を設ける

 

 

【内装ポイント5】診療科目にあわせたデザインにする

病院には多くの診療科目があり、利用者層が異なります。

内装も利用者層に合わせたデザインを考えなくてはなりません

 

具体的には以下のような内装にするとよいでしょう。

  • 内科:同伴者が多いため待合室を広めに設計する
  • 小児科:明るく楽しい雰囲気の内装にする
  • 美容整形外科:高級感・スタイリッシュな内装にする
  • 精神科:防音対策を行う

 

まとめ

今回は、病院内装リフォームにおける5つのポイントについて解説しました。

まとめると以下のようになります。

内装リフォームのポイント 具体例
清潔感がある ・掃除しやすく、汚れにくい内装にする(埃がたまりやすい場所を減らすなど)

・トイレと待合室の間に空間を設ける

衛生的である ・抗菌素材・耐薬品素材のクロスや床を採用する

・十分な換気設備を設ける

・エアーカーテンを入り口に設置する

・トイレや洗面を自動水栓に交換する

適した照明にする ・暖色の温かい光:脳神経科、受付、待合室

・明るく白い光:審美歯科、皮膚科、小児科、診察室、処置室

ユニバーサルデザインにする ・エントランスにスロープを設ける

・トイレや廊下に手すりを設ける

・床、壁、天井に色彩のコントラストをつけ空間を認識しやすくする

・床の素材を変えて誘導する

・誘導灯を設ける

診療科目にあわせたデザインにする ・内科:同伴者が多いため待合室を広めに設計する

・小児科:明るく楽しい雰囲気の内装にする

・美容整形外科:高級感・スタイリッシュな内装にする

・精神科:防音対策を行う

 

このように、病院の内装リフォームでは専門的な知識が必要なため、施工業者はとても重要です。

 

鈴木産業は創業から50年以上。

施工実績は3万件以上にも上り、特に医療・福祉施設のリフォームに関しては高い評価を多くいただいています。

補助金対象の工事も実績がありますので、費用についてもお気軽にご相談くださいね。

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