@除菌PREMIUM導入
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さまざまな年代や症状の方が来院するクリニック。
バリアフリーを意識したリフォームを行うだけで、患者様の負担を減らし、安全を確保することができます。
ここでは、クリニックで取り入れるべき、バリアフリーリフォーム工事についてご紹介していきます。
バリアフリーにするには、短期間で終わる簡単なものから長期間を必要とする大掛かりのものまで様々な工事があります。
ここでは、比較的簡単にバリアフリー化を行うことのできるオススメのリフォーム工事についてまとめました。
エントランス・廊下・トイレには手すりを設置することで、高齢者や足が不自由な方が利用しやすくなります。
歩行のために必要なのは横の手すりとなりますが、座ったり立ち上がったりが動作をするところには縦の手すりが必要です。
手すりの設置工事は、壁の下地があるところに、手すりを取り付けるだけですむため、一日工事も可能。
とても簡単な工事にかかわらず、手すりを取り付けるだけで不特定多数の患者様とても助かるので、ぜひ積極的に採用しましょう。
ドアと違い、引き戸は横に滑らせて開けるので、強い力が不要です。
握力のない高齢者に向いているのが引き戸と言えます。
また、後ろや前にドアを押したり引いたりすることはなく、自分の立ち位置をかえる必要がないので、引き戸にするだけで車いすを利用する方や介護者の負担を減らすことができます。
引き戸を設置する際は、以下のことに注意しましょう。
自動扉については、説明せずともその利便性は誰もが知るところですね。
手で触れる必要がない自動扉は、お客様やスタッフの感染症対策にも有効です。
トイレ前の洗面カウンターを取り換えて、車いす対応にすることもオススメです。
車いす対応の洗面カウンターは、カウンター下がオープン。
足元空間が広く確保され、車いすでも奥までアプローチできるため、水栓に手を伸ばすことができます。
メーカーによっては、ボウルの手前の縁を平たくし、車いすを利用している方が手を洗る際にカウンターに腕をおきやすくしているものもあります。
従来は、スリッパ履きが多かったクリニックですが、最近は土足で院内に入れるところが増えてきました。
スリッパを履き替えが必要だと、衛生面も気になりますし、靴を取り違えるトラブルが発生します。
また、下靴に履き替える際に、座ったり立ったりが必要な場合もあるでしょう。
ラクに院内を出入りするためにも、土足の方が望ましいといえます。
床には、抗菌素材・耐薬品素材の床材を採用することがオススメです。
もし、エントランスなどに段差がある場合は、高齢者や車いす利用者が出入りしやすいようにスロープを設置しましょう。
スロープを作ってもよいですが、置くだけタイプのものもあります。
バリアフリー法の「建築物移動等円滑化誘導基準」では、傾斜勾配は1/12以下を確保することが基準です。
これ以上の勾配となると、せっかくスロープを取り付けても車いす利用者が一人でのぼることができません。
スロープ設置の際は勾配がとても重要となります。
病院・クリニック・介護施設などをリフォームする場合、バリアフリー法により「建築物移動等円滑化基準への適合努力義務がある」とされています。
つまりこれは、病院・クリニック・介護施設などは、バリアフリーにすることが求められるということ。
バリアフリーのリフォーム工事には、補助金を出す自治体がたくさんあるようです。
補助金をもらうためには、自治体ごとに決まりがあります。
「病院や老人ホームのトイレリフォームでもらえる補助金とは?事例とともにご紹介」の記事では、バリアフリー工事によって補助金のおりる全国での事例をご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
今回は、クリニックにおけるバリアフリー工事についてオススメ5つをご紹介しました。
バリアフリー工事 | 備考 |
手すりの設置 | ・歩行する場所には横手すり
・立ったり座ったりする場所には縦手すり |
引き戸もしくは自動扉にする | ・出入り口の幅は80cm以上にする
・ソフトクローズを採用する ・上吊戸タイプ(下レールなし)が望ましい |
車いす対応洗面カウンター | カウンター下がオープンのもの |
土足化 | 抗菌素材・耐薬品素材の床材の検討を行う |
スロープ | 傾斜勾配は1/12以下を確保する |
今後、高齢化はどんどん深刻化していきます。
だからこそ、クリニックのバリアフリー化はさらに求められる時代となってくるでしょう。
ひとことにバリアフリーといっても、守るべき基準があります。
患者様に寄り添ったクリニックになるよう、バリアフリー基準を満たした工事を行いましょう。
クリニックリフォームの施工実績のある株式会社鈴木産業では、バリアフリー工事についても豊富な知識・技術があります。
ぜひお気軽にご相談ください。
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